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個人用透析装置用洗浄剤

ICUや家庭透析で使用する個人用透析装置のために5種類の洗浄剤をクリーンケミカル(株)に作って頂きました。日機装の装置にはピッタリ合いますよ。発売は11月11日です。カタログ

| 透析一般 | 08:38 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
次世代硬度処理装置を搭載したRO装置の検討 -第2報-

【目的】従来型軟水装置では塩タンクの細菌汚染が進行している。そこでRO装置の前処理として再生が不要な次世代硬度処理装置MTF-NSを搭載させたので報告する。

【方法】MTF-NSは、Ca・Mgを除去やイオン交換するのでは無く、小さな水晶マイクロ粒子に変換、スケール形成や他の物質との電子癒着、酸化・反応等ができない形態の硬度分として供給される。そこで東レ社のRO装置TW-1200Fの前段にMTF-NSを搭載させ、既存の軟水装置はバイパスさせた。構成は、プレフィルター1→NTF-NS→ボンベ式活性炭装置→プレフィルター2→ROモジュール(4年間使用)→ROタンクとした。次に1ヶ月間装着したプレフルター1・2の含浸液より硬度、導電率を測定した。RO装置の回収率、除去率とRO水の導電率、TOC、ET値を8ヶ月間観察した。

【結果】原水は硬度12.0CaCO3、導電率120μS/cmで、プレフルター1は硬度12.0CaCO3、導電率116μS/cmであった。プレフルター2は硬度19.8CaCO3、導電率182μS/cmであった。RO装置の回収率65.3±1.9%、除去率96.9±1.0%で変化は無かった。RO水の導電率3.1±1.5μS/cm、TOC72.4±36.6ppb、ET値0.01±0.01EU/mLであった。

【考察】プレフルター2の硬度が高かったのは、MTF-NSの導入により過去に蓄積されたスケールの剥離のためと考えられた。また、8ヶ月間、回収率と除去率の低下も無いことからCaスケールの堆積が起きてないと考えられた。また、前処理での有機物量を減らし、透過水のTOC低下に有効と考えられた。

【結論】MTF-NSによりCaスケールによる膜劣化は回避され、RO装置の有効的な前処理装置であった。また、前処理の汚染にも有効と考えられた。スライド

 

| 清浄化とHDFの研究 | 17:59 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
透析液清浄化とOn-line HDFの25年

はじめに
 透析では30年前から中分子量物質の除去目的でハイパフォーマンス・メンブレンが用いられるようになった。しかし、これらの膜は透水性が高いため逆濾過現象が起き、患者血液に汚染した透析液が混入していた。患者は透析を開始して1時間程すると悪寒が起き、発熱してしまう方もいた。当時は不明熱と言われ、エンドトキシンの混入が原因された。そこで透析液ラインにダイアライザーを設置してエンドトキシンを除去させる試みを1990年より開始した。安全に継続的にエンドトキシンを除去することを確認し、1992年よりOn-line HDFを開始した。海南病院での透析液清浄化とOn-line HDFの25年間の奮闘を紹介する。


講演内容
ダイアライザーをETRFに代替してOn-line HDFの導入
圧制御式Push & Pull HDF
Non pump on-line HDF system
DAB-Eの汚染回避法
RO装置の洗浄法
透析液清浄化の臨床効果
日本薬局方(JP16)より注射用水の適合基準(TOCと導電率)
RO装置を簡易洗浄法に変更して
透析液清浄化後のエポエチンα、β、κの検討課題
熱湯クエン酸洗浄の欠点と回避法
急性血液浄化でのOn-line HDF導入

スライド

 

| 清浄化とHDFの研究 | 14:45 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
最新の個人用RO装置

左:ニプロ(NCRxecoAo800)右:JWS(MZ-供

 ICUなどの急性血液浄化でも綺麗な水で透析をしたい。On-line HDFも実施したい。熱水消毒の出来るRO装置が是非欲しいですね。販売している2社のRO装置の比較表を載せてみました。また、電導度とTOCも測定してみました。NCRxecoAo800:電導度1.898μs/cm、TOC50ppb MZ-供電導度1.973μs/cm、TOC49ppbでした。個人用RO装置としては優れた数値でした。

機種名 NCRxecoAo800(600) MZ-()
メーカー ニプロ(三菱) JWS
原水量(L/min) 2.5 2.5(1.5)
透過水量(L/min) 0.8(0.5) 1.25(0.75)
モジュール膜 2インチ 4本(3本) 4インチ 2本(1本)
ヒーター 800W 700W
タンク ROタンク(1.5L) 原水タンク(10L)
熱水消毒 ○(活性炭×) ○(活性炭○)
アルカリ洗浄 ○(活性炭×) ○(活性炭○)
過酢酸洗浄 ○(活性炭×) ○(活性炭○)
次亜塩素消毒 ×
薬液タンク あり(要洗浄) なし(原水タンク注入)
原水電導度 ○(ms/m) ○(μs/cm)
透過水電導度 ○(ms/m) ○(μs/cm)
除去率
回収率
Ao値 ×
フロー図表示 ×
ETRF ×

 

| 透析液清浄化 | 11:46 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
次世代硬度処理装置を搭載したRO装置の検討

第22回 日本HDF研究会 2016年
【目的】個人用RO装置では軟水器を搭載していないため、Caスケールによる膜詰まりが原因で早期にRO膜の寿命を迎えET値や細菌数の上昇を経験する。そこで個人用RO装置の前処理として次世代硬度処理装置MTF-NSを搭載させたので報告する。 
【方法】MTF-NSは、Ca・Mgを除去やイオン交換するのでは無く、小さな水晶マイクロ粒子に変換、スケール形成や他の物質との電子癒着、酸化・反応等ができない形態の硬度分として供給される。そこで東レ社の個人用RO装置TW-36PとTW-72PにMTF-NSを搭載させた。次にMTF-NS前後で1ヶ月間のCa吸着量を計測した。また、RO水の導電率、TOC、ET値、細菌数を7ヶ月間観察した。 
【結果】MTF-NS前はPH7.31、硬度16.8でCa吸着量が0.5μgであり、NTF-NS後はPH6.79、硬度18.4でCa吸着量が0.25μgであった。TW-36Pでは導電率2.1±0.6μS/cm、TOC48.6±26.1ppb、ET値0.016±0.021EU/mL、細菌数0.9±1.85CFU/mLであった。TW-72Pでは導電率1.7±0.2μS/cm、TOC43.2±19.6ppb、ET値0.01±0.01EU/mL、細菌数0.6±0.89CFU/mLであった。 
【考察】再生が不要で軟水器が不搭載の個人用RO装置では、MTF-NSの搭載がスケール付着の防止として有効であった。今後は、従来型軟水器の代替製品となりうるのか検討をしたい。また、RO水の停滞時間を減らし、モジュール洗浄の実施回数の検討によりET値、細菌数のfree化を目指したいと考えている。 
【結論】MTF-NS搭載が7ヶ月、ROモジュール使用が17ヶ月(TW-36P)と7ヶ月(TW-72P)であるが、導電率、TOC、ET値、細菌数の上昇は観察されていない。MTF-NSによりCaスケールによる膜劣化は回避され、有効的な個人用RO装置の前処理であると思われた。スライド

| 清浄化とHDFの研究 | 12:47 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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